新西国第二十七番 六沢 円照寺
はるばると のぼればしょしゃの やまおろし まつのひびきも みのりなるらん
(西国二十七番 円教寺御詠歌)
【宗旨】曹洞宗 光沢山 円照寺
【本尊】釈迦牟尼仏 【御祭祀】如意輪観世音菩薩
【寺宝】漆絵馬「市指定」、翁能面、破風飾り鬼面
木造狛犬、最上二十三番聖観音
【別当】尾花沢市六沢741−3
住職 佐藤洋史 рO237−28−2319
【由緒】
円照寺は、古くは南北朝時代(一三〇〇年頃)の夢窓国師の開基によるものですが、のち霧山城初代城主の延沢薩摩守満重公の帰依を得てこの地に再建、霧山城の祈願所となりました。山門は霧山城の東大門でした。
この寺は初代薩摩守と三代遠江守の奥方・松尾御前の墓提所であり、奥方や奥方女中・家臣の妻達の修養道場と慰安所もかねていました。また松尾御前は、山形城主最上義光公の子女ですので山形市内から毎年参拝者があります。本堂は二百数十年前の建物でしたが長い年月には勝てず、平成元年に檀信徒の熱意により本堂・位牌堂・客殿が完成しました。観音様も新しい本堂に安置され益々世の人々をお救い下さる事を念願しています。