新西国第二十三番  高橋 東照寺

 おもくとも つみにはのりの かつをでら ほとけをたのむ みこそやすけれ

                           (西国二十三番 勝尾寺御詠歌)

【宗旨】曹洞宗 横沢山 東照寺 (当ホームページの寺院)

【本尊】釈迦牟尼仏 【御祭祀】千手観世音菩薩

【寺宝】薬師如来

【別当】尾花沢市富山543
    住職 小野宏哉  рO237−23−3223

【由緒】                             

 東照寺創立前は、宝珠山岩生寺という天台宗の寺であった。貞観二年(八六〇年)慈覚大師が山寺立石寺を開創後この地を訪れた時、夢の中にタラの木の霊が現れ東枝を切って薬師の尊像を刻まれ給えと言われ、枕元にそびえ立つタラの木の東枝が幹より太いのに感激し、薬師如来と十二神将を刻み岩屋村に寺を建てたという。

 天正十年(一五八二年)留守寺となった岩生寺は関谷に移り黒滝向川寺十二世学応憲初大和尚を招き曹洞宗となり横沢山東照寺となり以後三回移転している。岩生寺跡は寺山と呼ばれ現在は墓地になっている。

長い間、里人の信仰を集めて来た薬師如来は、タラの木の素顔も現れて古代を今に語り伝えている。

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