新西国第十七番 芦沢 種林寺
おもくとも いつつのつみは よもあらじ ろくはらどうへ まいるみなれば
(西国十七番 六波羅堂御詠歌)
【宗旨】曹洞宗 芦沢山 種林寺
【本尊】聖観世音菩薩
【寺宝】延命地蔵菩薩
【別当】尾花沢市芦沢136
兼務住職 宇野全匡 рO237−35−2879(地福寺)
【由緒】
種林寺は、もと谷地近郊にあって谷地白鳥城主・白鳥十郎長久が建てた寺です。城主六代長昌のとき越後上杉軍の攻撃を受け、種林寺において火を掛けて切腹しました。以来無住となり荒廃したのを、大石田町鷹巣地福寺七世の真覚性明大和尚がこの寺号を譲り受け寛延二年(一七四九年)芦沢に移して再興し、白鳥城主の供養と地域の人々の布教のため聖観音を祀りました。
境内にある延命地蔵と六地蔵は、本村ができた頃からの仏さまで、病を除き・寿命を長くし・安産子育て・五穀豊穣などの願いをかなえ、また子供の守り本尊として常に友となり、頭といわず屋根といわず遊ぶ場所を与え、握り飯地蔵(ヤキメシ地蔵)と呼ばれて親しまれてきました。