新西国第十五番 深掘 延命寺
むかしより たつともしらぬ いまぐまの ほとけのちかい あらたなりけり
(西国十五番 今熊野御詠歌)
【宗旨】曹洞宗 長秀山 延命寺
【本尊】釈迦牟尼仏 【御祭祀】聖観世音菩薩
【寺宝】延命地蔵菩薩、三十三観音
【別当】大石田町豊田606
住職 斉藤忠夫 рO237−35−2984
【由緒】
最上川を見下ろし、四季折々の山容が美しい黒滝山。その川向いにある人里に寛永元年(一六二四年)黒滝向川寺十五世安室存芸大和尚が禅の教えを広めんとして
開山された寺が延命寺です。
言伝えによると、布教伝道の為にこの地を訪れた泰澄大師(奈良時代)が地域の人々の苦しみに心を痛められ自ら延命地蔵菩薩を彫られて、この地に草庵を作られたのが始まりとされています。この由来から寺号が延命寺と名づけられたといわれています。
尚、本堂に安置されている三十三体の観世音菩薩像は昭和十一年信仰心篤き人々によって祀られたものです。また、当寺は日本画家・小松均の生家としても大変有名です。