新西国第十一番 丹生巣林寺
ぎゃくえんも もらさですくう がんなれば じゅんれいどうは たのもしきかな
(西国十一番 醍醐寺御詠歌)
第十一番 丹生 巣林寺
【宗旨】曹洞宗 瑞鳥山 巣林寺
【本尊】釈迦牟尼仏 【御祭祀】千手観世音菩薩
【寺宝】鴬張りの廊下、西国札所ふみ石
子育て地蔵尊(山形百八地蔵九十二番)
【別当】尾花沢市丹生1485−1
住職 安野重幸 рO237−22−0512
【由緒】
当寺は、康正二年(一四五六年)新潟県村上市の耕雲寺三世の瑚海中珊大和尚が開山された寺です。嘉永元年(一八四八年)火災にあい旧記の多くを焼失しているが、嘉永三年に再建・入仏式が行なわれています。
現在の本堂・庫裡は再建当時の建物であり、本堂の廊下は床板がうぐいす張りになっており、六月の梅雨の時期になると、うぐいすの鳴き声が一段と鳴り響きます。
新西国十一番の観音さまは千手の座像で、安産と子育ての観音さまとして、特にお母さん達に信仰されている仏さまです。
境内には、樹齢三百年・幹周五メートルの大イチョウがそびえ立ち参拝者を迎えてくれます。