新西国第九番  尾花沢 知教寺

 はるのひは なんえんどうに かがやきて みかさのやまに はるるうすぐも

                          (西国九番 南圓堂御詠歌)

【宗旨】浄土宗 竜雲山 知教寺

【本尊】阿弥陀如来  【御祭祀】聖観世音菩薩

【寺宝】山門「江戸中期作」
    鐘撞堂「江戸中期作」

【別当】尾花沢市尾花沢二一二六
    住職 松岡良宣  二二ー〇〇八一

【由緒】

 当寺は京都知恩院の直末で天正十一年(一五八三年)良存上人存夢大和尚に帰依した延沢城主能登守満延が、延沢城下町に寺を建てて寄進し、最初竜雲寺と称したが後に改めて竜雲山知教寺とされたものです。

 二代迦円上人の代の寛永十二年(一六三五年)尾花沢の当地に移転しました。その後、寛政三年と昭和六年に火災のために焼失するも、その後再建し現在に至っています。境内には、延沢能登守と遠江守の供養墓があり、山門は延沢霧山城の裏門であったと言われていて、城下町の寺らしく静寂な雰囲気をたたえてワビ・サビの茶道の世界を感じさせてくれます。

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