新西国第五番 大石田 乗船寺
まいるより たのみをかくる ふじいでら はなのうてなに むらさきのくも
(西国五番 葛井寺御詠歌)
【宗旨】浄土宗 大石山 乗船寺
【本尊】阿弥陀如来 【御祭祀】千手観世音「県指定」
【寺宝】釈迦涅槃像=寝釈迦さま「町指定」
阿弥陀如来座像「県指定」、千体仏
【文化財】斉藤茂吉の墓、斉藤茂吉「逆白波」の句碑
正岡子規「最上川」の句碑、川水の墓
【別当】大石田町大石田206
住職 安達民雄 рO237−35−2233
【由緒】
大石田は、その昔最上川の舟運で非常に栄えた町です。「乗船寺」という名前は、最上川が西方浄土への道で、この寺は浄土へ向かう乗り物(船)であると考えたのでしょう。乗船寺は慶長元年(一五九六年)福島県岩城・如来寺の運冏上人が最上義光の軍代大乗内記を大旦那として創立されました。寝釈迦で有名な約七尺の大涅槃像は、元禄七年(一六九四年)木食上人が寄進されたもので、お顔は穏やかでよく整い県内でも珍しい御尊像とされています。また、釈迦堂の阿弥陀如来は約八百年前の作で、千手観音と共に県指定文化財です。