新西国第二番  横山 里

ふるさとは はるばるここに きみいでら はなのみやこも ちかくなるらん

                              (西国二番 紀三井寺御詠歌)

【御祭祀】聖観世音菩薩

【別当】大石田町横山3298
    森 一郎  рR5−3922

【由緒】                             

 当地は名前の通り山里の静かな所で、人情味豊かな信仰心の篤い土地柄です。昔よりお札打ちが盛んな所で、老若男女にかかわらずお札打ちが生活の一部になっていたようです。その縁によるものか、小さな御堂である当御堂が新西国の第二番札所に数えられているのは本当に有難い事であり、人々の美しき信仰心は何事も可能にしてしまう力があるのではないでしょうか。 

 言伝えによれば、当御堂は横山・曹源院の関係にあり、最初は地蔵堂として建てられたものに、後に聖観音が祭られて現在にいたっているようで、民家造りの御堂に仲良く置かれた二つの菩薩は、地元の人々の心を象徴するようで大変微笑しい光景です。古くから続いている十七日の観音講と二十四日の地蔵講も永遠に続けられ観音さまと地蔵さまの御利益を一身に受け続けていくことでしょう。

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