新西国第一番 黒滝 向川寺

ふだらくや きしうつなみは みくまのの なちのおやまに ひびくたきつせ

                            (西国一番 青岸渡寺御詠歌)

【宗旨】曹洞宗 黒滝山 向川寺 

【本尊】釈迦牟尼仏 【御祭祀】如意輪観世音菩薩

【寺宝】三十三観音、慈覚大師作地蔵尊

【別当】村山市楯岡湯沢1411 祥雲寺内

  兼務住職 金森哲瑛 рO237−53−2261(祥雲寺)

【由緒】

 向川寺は永和三年(一三七七年)大本山総持寺二世峨山禅師の五哲に数えられた大徹宗令禅師が、東北各地を日山良旭(当寺二世)を伴って布教中、次年子街道にそった黒滝山に禅寺を開創したといわれています。

 黒滝山は最上川に面し山頂に「天狗の相撲取り場」とわれる楯跡があり、往時は山の南北にある七堂伽藍が回廊でつながれた大規模なもので、天台宗の山寺立石寺に匹敵する大規模な修行道場でありました。以来名僧が 続出し末寺が村山地方一円に二十八ヵ寺あり、曹洞宗の中本山といわれていました。

 門前に大石田町指定天然記念物の大イチョウが、境内には県指定天然記念物のカツラの銘木が時代を越えるかのようにそびえ立っています。 
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