阿難陀尊者と共にお釈迦さまの脇侍(わきだち)をしておられます。

 仏さまには「如来」「菩薩」「明王」「天」などといった区分がありますが、これらの仏さまはこの世に実存されたわけではありません(釈迦牟尼如来のみ実存されましたが)。ですが、
阿難陀尊者と摩迦訶葉尊者は違います。

 お釈迦様にはたくさんの弟子がおられました。その中から特に優秀な十名が選ばれ、十大弟子として称されております。訶葉尊者は、その中のお一人で「頭陀(ずだ)第一」とされ、衣食住にとらわれず、清貧の修行を行いました。

 製作年代は江戸末期の安政3年から4年(150年ほど前)頃です。津軽の弘前の仏師の作です。像高80cmです。
 
 当時、東照寺16世 没量義禅大和尚の時代で、施主(寄付した方)は岩谷沢の押切市三郎と、本堂の寄付単に記されています。
摩迦訶葉尊者 まかかしょうそんじゃ
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