東照寺のご本尊であります釈迦牟尼如来です。
 台座・光背を含めた高さは1m30cm、お釈迦様の坐像だけですと46cmで、光背は透かし彫りがなされたみごとな仏像です。三尊仏共に元禄15年(1702年)の作です。」
 さて、お釈迦様についてご紹介しましょう。
 2500年程前、ヒマラヤ南麓の迦毘羅(カピラ)城の釈迦族の王子として生まれ、29歳で城を出て修行するまでは、なに不自由ない生活でした。しかし、生老病死の四苦を救うために苦学苦行ののち、35歳の時に菩提樹の下に坐して悟りを得ました。その後、80歳で入滅されるまでの間、各所で法を説かれ、その法が現在の私たちの信仰の基本となっている教えとなっているのです。
 お釈迦様の本名はゴータマ・シッダールタと言います。「釈迦牟尼」とは釈迦族の聖者ということです。

 多くの如来の像の基本となったのは、このお釈迦様の成道後の姿を表したものです。菩薩の像は、出家する前の姿を表したものです。ですから、観世音菩薩や普賢菩薩などのお姿は冠や装飾品で着飾った王子さま時代のお釈迦さまをモデルにしているのです。

 本堂に入られたら、まず、お釈迦様に手を合わせて(合掌して)
  生きていることの感謝をしましょう。

 「南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ) 南無釈迦牟尼仏 南無釈迦牟尼仏」 と唱えましょう。 
釈迦牟尼如来  しゃかむに にょらい
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